滝沢歌舞伎20160421昼レポ 団子屋のお丸ちゃん
滝沢歌舞伎第二幕は、鼠小僧の演目の中で、ふっかこと深澤辰哉くんは、団子屋のお丸ちゃんを演じている。
お丸ちゃんはお江戸の人気者でしかも独り身で、密かに鼠さんに想いを寄せていて、勝気でおきゃんでおちゃめでにぎやかで・・・ってキャラクターで、少クラのふっかしか知らない私は、「なるどほど、これはお笑い要素強めで、オカマっぽい女性役で客席を笑わせる作戦なのだな。」と思った。
うさんくさいオカマみたいな感じでぐいぐい来るのかと思ったら。
あれれれ?????
かわいい。
お丸ちゃんかわいい。
かわいいんだけど。
よく通るふっかの声が心地良く、そして演じるふっかというのを初めて見たけど、「なるほど、演技をやらせても天才なのか。」と思った。
夜、屋根の上で物思いにふける鼠さんを見つけたお丸ちゃんが、鼠さんに屋根に乗せてもらうまでが毎回アドリブありでとっても楽しい。
お丸ちゃんが鼠さんの手を借りて屋根の上にのぼりたいところ、どSな鼠さんはなかなか手に触れされてくれない。
高い位置で手を差し伸べたり、手を掴んでも一向に引き上げる気配がなかったり、助走つけて来いよって言ったり。
どSな鼠さんを演じるタッキーはとても楽しそうで、そしてとても安心した表情をしていた。
心底深澤辰哉を信頼していると言った目をしながら演技をしていた。
4/16昼は、助走つけて来いよって言われたお丸ちゃんは、「行くわよ!」って言った後、手にぶっぶってつばを吐く仕草をするんだけど、それを見たタッキーは大層驚いていた!
もう鼠さんじゃなくってタッキーだった。
おい!ぶっぶっはないだろうって。
これが今回初ぶっぶっだったのかな?
4/19昼は、なかなかのぼれないのを繰り返したあげく、タッキーが「下げて。」と言ったら、屋根がういーんって下がっていった。
「下がるのぉぉぉぉぉぉ!!」
って大騒ぎなふっかが楽しくて。
「最初からやってぇぇぇぇぇぇ!」
お丸ちゃんの語尾がかわいい。
4/21は、何度もグリコのポーズをさせられてた。
これはもう既出だったのかな?
もう芸になってた。
屋根が下がるのも定番になりつつあった。
21日は、いつも鼠さんはお丸ちゃんの尻しか触らないのに、胸まで触り出していた。
鼠さんが調子に乗り出した。
「ちょっとぉぉぉぉ変態!!」
って、お丸ちゃんを怒らせるのが趣味のエロおやじになってた。
屋根に2人、鼠さんが前にいて、後ろからお丸ちゃんが鼠さんの背中に語るのね。
「江戸の人が幸せならいいと言うけど・・・。鼠さん、自分のために生きて!鼠さぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
(感動の音楽ボリュームアップ)
ぐーーーーーーっぐががががっ!!
って、お丸ちゃんが熱く語ってるシーン、鼠さん寝てて聞いてないってオチなんだけど・・・。
もうその時のお丸ちゃんがまたかわいくて。
滝「ごめんもう一回やって。」
深「どっからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
滝「助走つけてくるところから。」
深「けっこう長いわよっ!!いいの?やって。」
滝「いや、だめ。」
みたいなやりとりがほんと楽しいんだよね。
このヘンは毎回やりとりが全然違ってて、タッキーが仕掛けたり、ふっかが思いつきでおもろい言葉吐き出したりと、ほんとレベルが高いアドリブ。
よくぐだぐだのゆるゆるの身内ウケのアドリブ舞台があるけど、それとは全く別モノなの。
パンフレットの佐久間くんのページに、
「”お笑い=お遊戯にならないように、真剣にふざける”ということも言われたので」
とありますが、この辺はほんっとタッキーの指導が素晴らしいんだなって思う。
まあ、SnowManはダンスもアクロバットも演技も何もかもレベルが高くって、お笑いなんて付属みたいなものかもしれないけど、それでも手を抜いてないですね。真剣ですね。とってもかっこいいグループです。
そして、これは私がなぜこう感じるのか分かりませんが、この公演中、ずっと三宅くんをウォッチングしてて他の事を見れてない私ですが、いつもタッキーとふっかがアイコンタクトを取ってるような気配を感じます。
感じるだけです。
実際は取ってないと思います。
てか知りません。
健んくんしか見てないから。
だけど、例えば最後のフライングの健くんをキャッチするのがふっかメインであったり、何かアクションが起こる先には、ふっかが待機していることが多かった気がします。
よく思い出せないんだけど。
そのふっかのアシスト力が自然過ぎて、本当に気持ちが良いのです。
恩着せがましくないのです。
爽快なのです。
本当に場の空気を読む力に長けてる子なんだなって感じました。
想像以上の素晴らしい逸材でした。
なんか、もう構成の段階から、ジャニーさんとタッキーとふっかで話し合ったんじゃないかってくらい、この舞台のことを把握してるかんじがした。
でもきっと、構成にはふっか立ち会ってない。
ふっか自らの力でこんなにも座長の想いを汲み取っているんだと思うんですが、そうなると本当に頭の良い子です、この子は。
お笑いセンスが高くて頭の良い子って認識はしてたけど、想像以上すぎて、そしてそれよりもお丸ちゃんのかわいさが素晴らしぎて、もうほんと、健くんが仮に出てなかったとしても、チケット代を払う価値は十分にある。
ふっかの才能に触れることができて、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
・・・なだけに!!
21日の昼の、ふっかの自己紹介のところで、
深「かっこよく生まれてきたのが悩みです。滝沢くんと比べても、そんな変わらないでしょ?」
「変わるー!」
深「三宅くんと比べても、そんな変わらないでしょ?」
「変わるー!」
深「鏡を見るのが辛い!深澤辰哉です!」
「変わるー!」の声が客席から聞こえてきたのは本当に残念でした。
演者が言うならいい。SnowManが言うならいい。でも客席は違う。
客席と演者が会話を交わしまくるジャニーズ舞台があるけど、でもこれはそうじゃない。
・・・と私は思うんだけど。
自担イジりの深澤担なら許せる?
誰担とかの問題?
でも滝担か健担なら・・・ほんと最悪だよね。
「鏡を見るのが辛い!」って言うまでの数秒間のふっかの顔、微かに曇ったの見逃さなかった。
少なくとも数秒間は、真剣に笑うところが笑えなくなった。
はっ!!!!!
だいぶ話がそれちゃった。
とにかく、深澤辰哉くん素晴らしい。
お丸ちゃんかわいいすごくかわいい。
・・・ふっかのこと語りたかったのに、想像以上に覚えてなかった・・・。
本業の健くんのことを語りたいところなのですが、やはり疲労感半端ないので一旦切ります。